まずはコーナーリングの基本中の基本、外脚荷重を経験してもらいましたが
コーナーの出口ではらむ生徒さんが続々。(想定内)
そこで次のポイントはコーナーへの侵入の位置を説明します。 どうしても
早く曲がりたいという気持ちが出るので、パイロンの近くに侵入し、外側に
大きく膨らむんですね。
そこでできるだけパイロンから離れた位置で進入することを練習して
もらいます。
大分改善されたような。 でもまだはらんでしまう方も。(想定内)
次のポイントは目線です。 どうしても路面が気になって下を向いて
コーナーを曲がっていく方がおられます。 これはバランスを崩す
大きな要因ですよね。
そこでコーナーの出口あたりに立って、コーナーから立ち上がりはじめた
時点で、「はい、僕のきれいな顔を見ましょう!」と声をかけます。
私の「きれいな」顔を見た途端、はらんでいた生徒さんたちが
クイックに曲がって立ち上がってこられます。
やはり私の「きれいな」顔が効くんですよね! じゃなかった。 目線の
重要性なんですよ、これが。
あとはコーナーリング中に前輪が滑って転倒というのも数件ありましたが
対処法を教えたら、大分改善されました。
対処法ですか?逆ハンです。 といってもドリドリのド派手なやつじゃなくて
ハンドルが内側に切れ込むのを防止する程度のやつです。
生徒さんたちの走りが格段向上したところで、模擬コースを作って
走行練習をします。 最初はゆっくりと回っておりましたが、MTB部員
がベタ付してきたので、塾長に火がつきました。(大人げない)
気合をいれて逃げますが、ベタ付状態は変わりません....
若い人のバランス感覚と立ち上がりの速さには凄いものがありますね。
「よ~~~し、ここまで!」(逃げ) ということでコーナーリングは
終了です。
少し時間があったので、前輪を軽く浮かす練習をしました。
基本は体重移動で浮かすことです。 ハンドルを引っ張ると
逆に上がりませんし、上がってもバランスを崩すことがおおいんです。
前輪が浮くようになったら、障害物の上に正確に前輪を乗せる
練習をします。 これがまた難しい!(笑) でもこれができると
不安定な障害物を超えていくのに大いに役立ちます。
そうこうしていると「あっ」という間に終了の時間です。 最後のご挨拶を
いたしまして講習は終了です。 最後に合言葉は「リラックス」という
ことを強調しておきました。 これが最も重要なことなんですね。
MTBの楽しさが少しでも伝えられたら幸いです。 欲を言えば
MTB部の部員が増えるともっといいな~~~。