スペシャに乗ってた頃、ヘルニアのリハビリの時期にライザーバーを試したことが
あります。 その時の感想は引きが弱く、激坂登りでフロントの安定感がない
というものでした。
あの頃のフレームは小さかった(380mmぐらい)ので、美味しい
ところが引き出せてなかったのかもしれません。
現在乗っているルイガノは440mmと結構デカいフレームです。
今回、600mmライザーバーに換装してみて、前回とは全く別の
インプレッションを受けました。
まずは走りがパワフルになったように感じます。 これまで使えてなかった
部分の筋肉を総動員して、ペダルが回せるような気がします。
下りのコントロール性は言うまでもありませんね。
まだ激坂登りを経験してないので、そこん所は何とも言えませんが
現時点までのフィーリングから推測しても満足のいくレベルで
収まるのではと思います。
バーエンドを使ってた時との相違点はハンドルの働きにあるように思えます。
まず、バーエンドを付けてた時はハンドルは上半身を安定させる
働きがあったように思えます。 上半身をしっかりと固定することで
ぺダリングのパワーをペダルにダイレクトに伝えるというものだったと
思います。 よって、ハンドルは手前に引く感じでした。
一方、ライザーバーはその長さをテコみたいに利用して、左右にハンドルを
振ることで、上半身のパワーもぺダリングに乗せることができると
思います。
その分、脚への負担が軽減されるような気がします。
バーエンドから乗り換えて面食らうのは、立漕ぎの際にリズムが取りづらい
ことです。 手と脚のリズムが合わせにくいんですね。
解決策は手の振りに意識を集中して、脚はそれに着いてこさせる感じ
にすると、結構うまくいくみたいです。
MTBって本当に奥が深いですね。 長年やってても、常に目から
うろこ的な驚きや発見があります。