はるか昔の話ですが、ハンドルの位置はサドルよりも低く、遠くにというのが
持論でした。 究極のポジションは競輪用のステムを使ったことすらあります。
遠くに関しては150mmステムってのも使いましたね。(笑)
確かにパワーは出たような気がしますが、コントロール性は最悪でした。(爆)
それでもだましだまし乗ってました。
アタッチメントバーもトライアスロンのDHバーから進化??? したような
やつも使いましたし、アタッチメントの「最強神話」を最近まで固く信じて
おりました。
ハンドル幅は段々とカットして短くしていきました。 これまた空力特性は
上がったような気がしますが、操作性を犠牲にすることになりました。
あの当時は筋肉にパワーがあったので、それを120%引き出せる
ある意味究極のセッティングを追及していたんですね。
ところが年齢とともに、そのポジションに耐えられる筋肉ではなくなってきた
のでしょう、段々と辛くなってきました。
そこで今度は軽量化と取り回しを兼ねて、小さ目のフレームを使うことに
しました。 確かに振り回すのにはいい大きさになりましたが、トップチューブの
長さのために、ステムが長くなってしまい、ハンドリングが超緩慢になって
しまいました。(小回りがきかなくなっていました。)
原点回帰で420mmに乗りたいと思いましたが、買うお金もないし
450mmのフレームだったら手持ちがあったので、それに乗ることに
します。 勿論、ステムは短めです。
そこで気づいたのが、フレームは大きくてもステムが短ければ
ハンドリングがクイックで小回りがメチャ効くことです。 ヘアピン登りも
下りもかなり楽になりましたよ。
そして、先日プロライドの動画(石川)を見ていて、ハンドルの広いのって
どんなんだろう? という興味がわき始めました。
そこでこの20年あまり信望してきた「アタッチメント最強伝説」に終止符を
うち、試しに乗ってみました。 目からうろこがおちました。
ハンドルを体が欲する位置で握ってみると、約620mmぐらいになりました。
600mmのバーを頂き、しばらく試してみたら640mmぐらいでも
良いかなと思えてきました。
こういう経緯で今回のセッティングに至ったわけです。 木城での大会でも
600mmながら、満足のいく走りができました。
12月には指宿に出場予定ですが、それまでに640mmに換装できれば
と思っております。
持論になりますが、セッティングは体が何を欲しているかを察知し、それに
応じてやることかと思います。 固定観念はあなたには足かせになっている
かもしれませんよ!(信じる者は.... 自己責任で!)