さて、右のUターンを上手くこなしたら、次はシングルに入る「恐怖連続セクション」ですね。
ここは入口手前のダブルトラックで右側を走り、縦横20cmぐらいのちょっとコケの
生えた岩の先を左に回り込むように走ると滑りやすいアスファルトにも乗らず
ロックもきれいに超えられます。
そのあとの小っちゃいドロップオフに入る際はコース左端から直線的にロックを
下りて、フルブレーキング。 この時点でセンター・ローあたりに入ってないと
次の登り返しで大変なことになりますよ。(笑)
次に滑りやすい橋が2つありますが、ここはペダルへの入力に十分注意する
ことと、ハンドルを切らないこと、つまり直線的に走りきることが大切です。
ダブルトラックに戻っての最大の登りセクションはかなりガレていますが
ラインをきちんととれば、結構問題なく行けますよ。 きついのは
変わりませんが、少なくともリアが空転して体力を奪われるのは避けられます。
さて、最後の難関、クネクネ登り+ミニ・ステアーケースです。
入り込んですぐの左ターンの途中にくぼみがありますよね。 そこは
フロントをかけるか、リアをかけるかの2通りの走り方があると
思います。
フロントをかけた場合、タイトにターンができますが、リアが滑りやすいところを
通過します。 上手くトルクがコントロールできる方にはおすすめのラインです。
次の右コーナーへも余裕ができますしね!
リアをかけた場合、リアのグリップ感は良いのですがターンが大きくなり
次の右コーナーがかなりきつくなります。
さて、この右コーナーをぬけた途端に木の根っこが左から大きく
張り出しています。 つまり右端の根っこの無い部分を通る必要が
あるわけです。 となるとこの右コーナーの処理がかなり重要に
なってきますよね。
そして最後の難関、ステアーケースです。 ちょっと長い登りを
登って来ての左タイトターン+ステアーケースという高難易度の
セクションですね。
まずは上り切る際にコースの超右端を使用しましょう。 そこから
出来るだけスピードを落とさずにタイトターンをします。 これが
結構難しい。
バイクがステアーケースと直角になった時点で、ペダルに入力します。
この際にペダルをまわすとバランスがとりにくくなるので、聞き足を前に
して「チョン」と踏む感じで加速し、すぐにペダルは地面と平行に
戻します。
次に体重移動でフロントをあげてロックの上に乗せます。
それと同時にヒザを曲げて、リアタイヤがロックに当たる瞬間を待ちます。
リアタイヤがロックに当たるか当たらないぐらいのタイミングで
ヒザを伸ばして体を前に移動します。 あとはヒザの力を抜いてください。
ショックも殆ど感じないで、リアはロックの上に乗っているはずです。
この一連の動作がスムーズに行えれば、殆ど体力を奪われることなく
このセクションは通過できるはずです。
もう一つのアドバイスはステアーケースの前の登りで頑張りすぎないことです。
登ってきたときに息絶え絶えな状態だったら、スムーズな動きはムリです!
ここで失敗したら、その損失は頑張って登って稼いだアドバンテージどころ
ではありません。
さて、いかがだったでしょうか? 文章で説明するのにはどうしても限りがあり
細かいところまでは説明できていないのは否めませんが、少なくとも
何かのヒントにはなったかなと思います。
来年のセキアヒルズカップは5月8日になりますね。 この冬、草の無い時期に
練習に行かれてはどうでしょうか?